開発担当者に聞く
「ジェイグラン湘南平塚」
日常のなかの、
非日常をたのしむ
コンセプトの「プライベートリゾート」とは、たとえばどんな部分に?
高田
一番見ていただきたいのは、1階共有スペースのラウンジ。まるで、湘南のカフェのような空間に、とかなりこだわりました。
中庭の緑がたのしめる窓ぎわスペース、お子さまのそばで読み聞かせできるソファ。ラウンジスペースは、外の緑を引き立てつつ落ち着きある空間とするために、木目調仕上げの壁面にファブリックの素材感を合わせています。
いつも往来する場所ながら回廊に隣接したラウンジ空間で、お気に入りの場所を見つけていただけると思います。
家具のテイストも、海辺のリゾートのような雰囲気です。
高田
中庭からラウンジまで、外から中へとゆるやかにつながった空間が心地よいので、リゾート感あふれる家具が似合いますね。
風が抜けるようなメッシュ状に編み込まれた家具や、エイジングを感じさせるレザー調の家具、ご近所さんと気軽に座って話せるベンチシートなど。第三の場所とまでいかなくても、ほどよいリラックス感があります。
また、テレワークスペースも作っているので、日常的に活用いただければと思います。
テレワークスペースも気分よさそうですね。
高田
求められる機能は、仕事の内容やその日の気分によっても異なると思うので、2つのスペースを作りました。
1つは、ブースで区切られたコワーキングスペース。気軽に立ち寄れる雰囲気です。
もうひとつは、完全な個室タイプ。扉つきなので誰にも邪魔されず集中したいときに。
WiFiもつながっているので、ラウンジのどこでもインターネットにアクセスできます。
専有スペースにも、リゾート感覚への工夫がありますか?
高田
タイプによって異なりますが、バルコニーは少し広めに設計しています。奥行きが約2mあるので、休日はビール片手にのんびりしたり、ガーデニングも楽しんでいただける。
ここは駅から徒歩5分という近さながら、意外に静かなんです。南側の道路も幅が広いわりに交通量は少ないので。
フローリングや建具のカラーリングも独特な雰囲気ですが、リゾートマンションではないので、あくまでも日常のなかにリゾートが溶けこんだというテイストに仕上げています。
リゾート地のゆったり感と、駅チカの賑わいを手に入れる
湘南エリア・駅チカながら、
静かに住めるのは嬉しいですね。
高田
休日に人が集中するのは、おもに茅ヶ崎あたり。少し離れているだけですが、こちらは落ち着いた住宅地のたたずまいです。
周囲には、公園が大小あわせて5つもあったり、自転車で8分ほど走ると湘南の海が広がっているので散歩コースにも困らないですよ。
それでいて、海と反対側には大きなショッピングモールや博物館などもあるので退屈しない(笑)。通勤にも便利だし、本当にバランスのいい立地だなと思います。
この希少な立地条件だからこそ、
「プライベートリゾート」を語れると。
高田
ジェイグラン湘南平塚のコンセプト、「日常に溶けこむプライベートリゾート」はそこから来ているんです。
オン/オフの両方が快適で、静かな海と緑ゆたかな風景を楽しめる場所はなかなかない。立地としての財産を、十分に楽しんでいただける住まいにしたいと考えたのです。
街のランドマークへ。誇れる外観デザインも大切な条件
建築家の光井純さん(光井純 アンドアソシエーツ 建築設計事務所)が監修に入られた、外観デザイン。自慢したくなるポイントとは?
高田
さすがだなと思ったのは、湘南という土地や海をテーマにしたデザインストーリーがきちんと描かれていること。
それによって、細部まで納得できるクオリティの高いデザインに仕上がっています。
たとえば、砂浜をイメージした質感の外壁素材や、自然を感じさせつつ上品なトーンの配色。めずらしい色でもすっとなじんで、独特な上質感がうまれる。
すべてにおいて、「日常に溶けこむプライベートリゾート」という物語がしっかりと描かれています。
同社は日本橋三井タワーや国立国際美術館など、評価の高い建築を世に送り出しています。
高田
とくに「街並みをつくる」という視点において多くの実績をもっておられるので、ジェイグランがめざす方向性と合致しているのです。
JR西日本不動産開発が大切にしている、街としての景観や魅力を向上させるという使命。さらに、街のランドマークとして誇れる存在感。それを形にするうえで、多くのことを学ばせていただきました。
完成した街並みが楽しみです。
高田
そうですね。平塚はこれから再開発が進んでいく街。
その中心に位置するジェイグラン湘南平塚は、周囲の街並みとうまく調和しながらも、これからの平塚を象徴するような存在でありたいと。
たとえば、南側の駅方面から眺めると、バルコニー手摺のガラス部分に空と街が映し出されて、ゆったりと風格ある表情に。また、北側からは、縦のスリットラインが強調されてリズミカルな表情に。
どちらも帰り道が誇らしくなるような外観デザインだと思います。
次世代にも引き継がれる、プライベートリゾートという価値
永く安心してお住まいいただくために、品質管理へのこだわりとは?
高田
当社がどこの現場でも言われるのは、「品質管理があきれるほど厳しい(笑)」ということ。
設計・施工から竣工検査、工事の安全性にいたるまで、各段階において数えきれないほどのチェックが入ります。
ただ、同じ検査項目でも、現場の工事関係者と同じようにチェックするだけではないんです。お客様に一番近いディベロッパーとして、私たちは「お客様の視点から」確認する。
たとえば、このスイッチは、この位置でほんとうに使いやすいかなど。
それぞれの視点が異なるから、見えてくることがあるんですよ。
ご自身も、以前は品質管理のご担当でしたね。
高田
はい、とにかく現場へ確認に行くことが多かったです。
実際に足を運ぶと気になることは出てくるもので、そのたびに現場にお願いして調整してもらったり。
構造に関わる部分も、チェックは入念ですよ。
鉄筋などの専門業者、施工会社、当社それぞれによる目視確認はもちろん、技術監査といって外部の建築構造スペシャリストにも足を運んでもらいます。
住むほどに快適で、次世代までずっと大切にしたいと思っていただくために。関係者みんなが誠実に取り組んでいるので安心してください。
永く愛されてきた土地。あたたかい心がつながっていく。
この敷地は歴史ある会社から、引き継がれたとか?
高田
100年以上の歴史ある守山乳業さんの本社跡地です。こちらは「珈琲牛乳」を日本で初めてつくった会社なんですよ。
地元で愛されてきた伝統ある企業の土地を受け継ぐ、という責任感と感謝の気持ちで気合がはいります。守山乳業さんとは、その後もモデルルームの敷地まで快く貸していただいたりと、いいご縁がつながっているんです。
販促物の鮮やかな花のイラストも、地元のペインターによるものですね。
高田
そうなんです、平塚市出身のオノルイーゼさん。
平塚をとても大切に想っておられる方で、植物のいきいきと成長している様子や波の流れなど、自然界のエネルギーをテーマに描かれているペインターです。
平塚駅のエスカレーターやビーチパークの壁画など、街のあちこちで彼女の作品を見かけるので、地元に愛されている方なんだなあと思います。
今回、地元の方々といろいろなご縁ができたことも嬉しいです。
私は関西出身なので湘南平塚は初めて訪れましたが、皆さんの温かい気持ちに支えられているなと。
地元の方も、初めて移り住んでこられる方にも、やさしい時間が流れそうですね。
高田
地元の方はよくご存知だと思いますが、日常の風景として海がある、緑がある。それって、とても贅沢なことですよね。
そんな恵まれた環境を、より楽しんでいただける住まいに。
開発にかかわった一人として、必ず気に入っていただけると自負しています。